英検1級レベルの英語学習者です。だいたい温厚な英語メディアの論評を読んでいます。
人生、100まで生きても3万6500日、1日一語覚えるだけでは、3万6500語しか覚えられません。さて、「教養ある」新聞を読むのに必要な英単語・熟語の数は……?
え、15万語?マジですか?
英語のボキャブラリーの総数は膨大なもので、中年英語学習者にとっては絶望的な数です。この先、充実した日々が一万日残っているかどうか、心細い人も多いのではないでしょうか。
私は、個人的には「英語をマスターする」ということは、完全に論外だと考えています。語学の目標は、マスターではなく、日本とは異質の文化の研究ではないかと思います。その異文化のエッセンスは、個々の英単語・熟語の語源やエピソードの中に潜んでいると思います。