imperative
1. 必須の
2. 複雑な
imperative は、名詞のときは「命令法」として使われます。
日本人には、「命令法」または「命令形」というだけで、「とても自分が命令を下す立場にはない」なんて考えがちですよね。
なにか命令がましいことをいうとしても、日本人なら、相手に失礼にならないようにと考えてしまうことでしょう。それが日本人の自然な気質で、それが悪いということは全然ありません。とはいっても、やみくもに please をつければいいというわけではありません。
please には、たしかに企業が不特定多数の人々に呼びかけるときに使われますが、そのほかでは、じつは「自分のために」「自分のために後生だから」という、ある意味自己チューなニュアンスもあるのです。
それが、ラブソングにプリーズがわりと出てきて、「プリーズカムバックトゥミー」のように、とにかく彼氏が帰ってこなかったら、私がだめになるから、といったニュアンスになることも、考えに入れてほしいですね。
道案内のときに、Go straight. と普通に please なしで「命令」しているように、相手の利益になるような行動をすることを促したい場合は、日本語の「やれ」「行け」のようなぶっきらぼうな語調は、英語の imperative にはないと考えられます。
imperative の命令を上意下達方式の「軍隊的命令」と捉えないことが肝要かと思います。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。