英単語・二者択一クイズ

タイトルの英単語の意味としてふさわしいものを、二択から選んでください。

in flux

 1. 満ちあふれて

2. 流動的で 




 in flux は、流動的で落ち着きがないことです。 インフラともインフレとも関係ありません。


わたしは、去年2回引越しをしました。もう引越しはうんざりです。 じつは引越し作業はほとんど家内と業者に任せていたのですが、それでもパソコンなどを接続し直すのが非常に疲れます。いろいろなものが無駄になったり、失ったりで大変です。 たまに、昔の生活が訳もなく懐かしくなります。人生は「漂泊の旅」になりがちなのかもしれませんが、わたしのようにそもそも動くことが苦痛な人間にはなおさら人生は重荷になっていくようです。 [例文] —  My company has transferred me to new offices three times in three years so my private life is also in flux. ー 会社がわたしを3年のあいだに3回も部署を変えたため、わたしの私生活もまた流動的になりました。


画像は、流動性を表した抽象絵画。流動性というか、落ち着きのない混乱ですね。

cohesion

1. 凝集

2. 一貫性



cohesion は、物理学においては分子が凝集して液体・固体になること。社会においては、人びとや集団が結束することを言う。その意味では、日本人好みの語。



co- のところは、「互いに」、-he(r)- の部分は「くっつく stick」ことを意味する。'r' は消えてしまって、s におきかわっているけど、細かいことは気にしない。


-her- はadhere (固執する)や inherent(固有の) などにもみられる要素。ちなみに、inherit (相続する)における -her-はラテン語にける相続人 heir のことで、語源的な関連はない。


coherent は同語源だが、「首尾一貫して」で、趣旨が微妙に違う。cohesion は多数のものが団結し結束することをいう。


ややこしくて申し訳ない。


[例文]

Because of cultural cohesion, most of the downtown area is a melting pot of many different nations.

― 文化的な融合のため、ほとんどの繁華街エリアはいろいろな国民のるつぼになっています。


<余談>

久しぶりに、オフィスからの投稿。うちのオフィスには、マスク警察が一人いて、けっこうウザい。

fault line

1. 断層

2. 弱点




<解説>

fault line は、「断層に沿った線」のこと。断層とは、地盤が異なった方向への圧力によって割れ、上下にずれたり前後にずれたりして現れる地形のこと。

震源となりやすい「活断層」でおなじみ。



比喩としては、集団での思想の食い違いが、社会的分断として現れたものを言う。社会が二極化、三極化した時などに、このような思想上の断層が現れる。

簡単な例としては、リベラル思想と国粋主義などが水と油のように反発しあい、しばしば社会を分断するようなケースである。



[例文]

This exposed the long-hidden fault line between authoritarians and libertarians

- このことは、独裁主義者と自由至上主義者との長く隠れていた断層線を露見させました。